このレポートは、かたつむりNo.418[2015(平成27)10.25(Sun.)]に掲載されました

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ミニの稲を育てよう!(その5)
    ―花が咲き、お米がなりました―
運営委員 小 野 哲 夫
 
 「かたつむり」9月号(Na.427)でお話したイネの花は9月22日に咲きました。 写真に示すような、小さな白い花で、よく見ないと気が付かないほどでした。 この小さな花からお米ができるのは不思議といえば不思議ですが、また楽しみでもありました。
 5月の中ごろから6月の初めに田植えをした市内の水田では、稲刈りが始まっていましたが、 7月に植えたミニ稲は花の咲くのがやはり1か月ぐらい遅くなりましたね。
 花が咲いてから3週間たった10月の連休になると、イネの花もすっかり形を変えてきました。 外側にモミと言われる外皮かぶり、中にお米を育て丸々としてきました。その色も緑色から変わってきました。
 昔の人は、お米が実って稲穂が垂れ下がった様子を「黄金(こがね)の稲穂」とか、 風に揺れると「黄金波打つ」などと言っていました。 その黄金色は「金色」を意味していて、黄色のような稲刈りをする頃の色です。 ところが写真を見ると、茶色のものがあります。どうしてでしょう?
 今年、この稲を育てて気づきました。花が咲いたときの葉っぱと同じ緑色が、 実が膨らんで大きくなると共に茶色から黄金色に変わって行くのだと。

 皆さんも気づきましたか?
もう一度、気を付けて見てください。


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