このレポートは、かたつむりNo.421[2016(平成28)01.16(Sat.)]に掲載されました

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結果の講評と次年度に向けて
運営委員 小 野 哲 夫
 
ミニ稲収穫ランキング(12月活動時報告分)
順位 収穫量(粒) 学年 名前
110 T.F.
94 10 9(中3) N.N.
27 8(中2) K.T.
24 R.K.
21 R.N.
14 10 M.U.
10 S.Y.
10 8(中2) M.Y.
Y.I.
10 H.M.


種もみ、「ミニ稲」を育てた結果を11月活動の宿題として、12月活動の日に出してもらいました。 活動に出席した64人のうち、54人が宿題を出してくれましたが、お米を収穫できた人は残念なことに10人でした。
多くの人が、「途中で枯れてしまった」ということで寂しかったです。 でも、「どうして枯れてしまったのか」と枯れた原因を調べて「かたつむり」に投稿してくれたM.N.さん(Na418;10月25日発行)、 稲の花が咲いたことを教えてくれたT.N.さん(Na419;11月15日発行)、 さらに宿題提出のときに絵や写真を添えてくれた4人の友達がいたことは大変うれしかったです。 このほか、「失敗したので、またチャレンジしたい」とコメントしてくれた人も、何人もいました。 さすがに、科学少年団だと喜んでいます。
 さて、花が咲かずお米がならなかったなど、うまく育たなかった理由を考えてみましょう! 一番大きな理由は天候だったと思います。 7月初めに苗を渡したあと、中ごろから記録的な極暑と言われた暑い日が20何日も続きました。 このため、苗がしっかり根付くことができず、暑さ負けしたのではないかと考えられます。 ですから、この時点で枯れてしまった人が多かったのではないかと思います。 さらに、そのあと8月後半からは雨の日が多く続くという不順の天気となりました。 これがまた、花が咲かず実がつかなかったことにつながっているのでしょう。
 このような天候のことを考えると、苗を渡すのを5月末か6月初めにしなければいけなかったのでしょうが、 活動日との関係で7月初めとなったのです (反省)。 しかしながら、お米を収穫した後に麦を育てる二毛作を行っていた時代には、 6月中頃に麦を刈り取った後に水を引き込み水田化して田植えをいたことを考えると、 7月初めの植え付けでも大丈夫のはずだったのです。
 とにかく、残念なことが多々ありましたが、多くの団員がチャレンジしてくれたこと、しっかり観察したこと、 さらに失敗の理由を自分で調べたことなどは素晴らしいことだと思います。 (ですから、ご褒美に[黒米]あげました。お家で食べた味はいかがでしたか?)

――「また、チャレンジしたい」について――
再チャレンジを希望する人には苗または種もみをあげたいと思いますが、 残念なことに天候の関係から十分な種もみが得られていません。 このため、希望者にのみにあげることとさせていただきます。 何人分用意できるか今の時点ではわかりませんが、先ず希望者を募りたいと思います。 2月と3月の活動日に希望を聞きますので、それまでに考えておいてください。 希望者が多くて種もみが足りないときは、抽選やジャンケンなどで決めたいと思います。

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