目次:
DOWNLOAD (PDF:1.32MB)
PDFファイルを見るためにAdobe Readerが必要です。 Adobe Readerのダウンロードはこちら==>
Adobe

かたつむり

Logo

No.408   2015(平成27)2.22(Sun.) 藤沢市科学少年団

3月の活動   竹細工、お別れ会



 とうとう今年度最後の活動となってしまいました。退団する人も、残る人も全員そろって最後の活動を楽しみましょう。
 3月は「竹細工」を行います。竹を使ってコマをつくる予定です。さあ、うまく回るかな?
 午後は、中3で卒団する先輩や、都合で途中退団する仲間とのお別れ会を行います。
 また、保護者会も開催し、1年間の活動報告や会計報告を行います。多くの保護者の方の参加をお願いします。



  1. 1.日時
  2. 3月15日(日) 9:00〜14:00


  3. 会場
  4. 藤沢市立第一中学校(藤沢市鵠沼神明5−10−9)
    小田急線藤沢本町駅下車徒歩10分
    10月活動(電気工作)を行った会場です。
    【お願い】必ず正門から入ってください。


  5. 持ち物
  6. 弁当、水筒、上履き、帽子、名札、バインダー、筆記具、カッターナイフ、カッティングマット、 定規、はさみ、着色用油性ペン、木工用ボンド(速乾性)


  7. 欠席連絡
  8. 前日までは、石井自宅、
    当日は、石井携帯に
    8:30〜50にお願いします。


  9. お願い
  10. 上履きを忘れる団員が多く困っています。怪我予防のためにも必ず持ってきてください。


  11. その他
  12. 保護者会を開催します。多くの方の参加を願っています。(こちらをご覧ください)




1月活動 星の観察












 1月10日(土)、教育文化センターで行いました。久しぶりにいい天気でした。 この日は普段なかなか見ることのできない水星も見ることができましたね。 ところでラブジョイ彗星は見ることができたのですか?(寂しく留守番をしていた石井でした)














極限に生きる植物
運営委員 鈴 木 照 治

フジアザミ富士山H20年夏活動
■フジアザミ富士山H20年夏活動
メイゲツソウ富士山H20年夏活動
■メイゲツソウ富士山H20年夏活動
タイトゴメ江の島
■タイトゴメ江の島
ハマボッス江の島
■ハマボッス江の島
イソギク植栽中
■イソギク植栽中
オヒシバ舗装道路に
■オヒシバ舗装道路に
 図書館で新しく入荷した本を追ううち、標題の「極限に生きる植物」という本を見つけて借りてみました。 内容は富士山をはじめとする日本の高山植物に続いて、世界各地の高山に見られる珍しい植物を写真入で紹介した希少な本でした。 一度根を下ろしたら、一生その場所で生き抜かなければならない植物が、いかにして高山のようなきびしい環境で暮らすのか、 わかりやすい解説に興味をひかれました。以前、タイトゴメという江の島の海岸断崖に生える、 これも一種の「極限植物」について書いたことがあるので、私たちの身近に見られる「極限植物」について、 思いを走らせてみました。昨(H26)年6月、湘南緑の連絡協議会のHさんに依頼され、江の島の海岸植物を案内しました。 残念ながら、現在の江の島は、昔のような自然そのものの状態ではないので、 海岸断崖植物群落を手に届く距離まで近づいて観察することはほとんどできません。 残っているところを探してどこへ行っても20〜30mの距離ぐらいしか近寄れない場所にしか、 純粋の自然群落は残っていないわけです。(ただ一箇所、西浦海岸では2〜3mまで近づける所があります。) 15年位前、江の島の海岸植物を紹介するために、写真を撮りに行ったときのことです。 今のように、江の島に大勢の人が押しかけることのない時代でしたから、ヨットハーバーの南側防波堤の先から、 岩ばかりの島の南岸には、危険を承知の釣り人以外に人はいませんし、崖よりに縄を張って立入禁止の標示などは、ありませんでした。 山二つの切れ込みの手前に大きく崩れた岩が積み重なっているあたりには、小規模ながら、自然のままの海岸断崖植物群落が見られました。 そこには、ハマボッス、ラセイタソウ、ボタンボウフウなど、イソギク−ハチジョウススキ群集を代表する植物がすべて集結して、 見本園のような風景でした(今ではごく一部に縮小した上、立入禁止になっています)。 やむを得ず、断片的に生き残る海岸植物を探すことにしました。できたばかりの新江の島ヨットハウス手前の門扉は開放されて、 聖火台の先のセンタープロムナードの松並木の根元の植え込みにはハマヒルガオをはじめ、さまざまな海岸砂丘植物が元気に育っています。 女性センターに向かう道路は、潮風に強いシャリンバイとハマヒサカキの植栽で、そこにはトベラが割り込んで成育し、 スカシユリやイソギクが混生しています。その植栽帯と舗装との境目には、タイトゴメが帯状に列をつくって自生し、 舗装タイルの上まで張り出しています。稚児が渕の断崖をつくる岩の上には、今でもわずかに自生が見られますが、 人通りの多い歩道の足元に、これほど大きな群落ができているとは、私にとっては大きな発見でした。 しかし、これはどう見ても、雑草化してかろうじて生き残っているとしか思えません。 半世紀前の江の島では、稚児ヶ淵の岩上には、タイトゴメの群落が広がって、5〜6月の花期には黄色い花が目立ちました。 しかし、今では、潮風の吹きつける路上にわずかに生き残る有様です。 しかし、見方を変えれば、これも極限の環境(強風、波浪、乾燥という自然の極限から少し緩められた分、 人為の干渉を強く受けた状態)で生きている植物であることに間違いありません。こうしてみると、人間の生活そのものが、 いたるところで植物に極限状態を強制していることがわかります。身近な、雑草の生活が、その生きた見本であることが理解できるでしょうか。
かたつむり403号(H26年9月)で紹介した オヒシバ群落もその1例です。

ハマヒルガオ、センタープロムナード
■ハマヒルガオ、センタープロムナード
タイトゴメ歩道脇
■タイトゴメ歩道脇




リベンジ、ラブジョイ彗星
8班 R.O.


 こんにちは、8班Oです。
 今年の1月活動は星の観察でしたが、その後夜空を見上げた人はいますか?私は活動で見ることのできなかった[ラブジョイ彗星]にリベンジしました。
 6時くらいにベランダに望遠鏡をセッティングしました。 本当は赤道儀を北極星に合わせないといけないのですが(そうすると星を望遠鏡が自動で追いかけてくれます。 合わせないと星が動いてしまうので、写真を撮るときなどは合わせる必要があるそうです。 私は星の動きの写真も好きですが。) 家のベランダからだと北極星が見えないというハプニングが。 そこで仕方なく方位磁石を使って何となく合わせておきました。 その結果、夕飯を食べていた隙にせっかく望遠鏡に入れてもらった(私は見つけられなかったので、父に入れてもらいました。) 彗星がいなくなってしまいました。少し探したら出てきてくれましたが…。
 と、まあ前置きはこのくらいにして最終的に撮った(と言っても私はシャッターを押しただけですが。 カメラと望遠鏡、ありがとうございました。)ものをみてください!
 ラブジョイ彗星、なんだかぼやぼやしていますね。
 ついでにその日に撮ったオリオン大星雲です。オリオン座の三つ星の下、小三つ星の近くにある星雲です。 こっちは自分で見つけることができました。 また、時間があったら撮ってみたいなと思いました。 それも、もう少し暖かくなってからにしようと思います。




ジャンク・フードでまにあわせる
運営委員 道 上   定

 カップめんと言って軽食感を強調したり、ヌードルと上品に言い換えてみたり…。 ようするに熱湯を注いで3分待つと出来上がる即席カップめん。たしかに便利ではあります。 深夜の受験勉強には重宝したものです。
 サンドイッチは左手でつまみ、右手にシャーペンか蛍光ペンを持って、カニみたいに目をくりくりさせれば、 勉強もはかどろうと言うもの。ハンバーガー.鮫子までたどればもう本格的食事ではありますが…。


 カップめんの容器には〔原材料名〕が江戸時代の高札(場)よろしく掲示してあり、なにか文句あるか、 との雰囲気。量の多い順にならべています。
 【表1】は「即席カップめん」の原材料名で、油揚げめん以下はその一例ですが、 食べ物にしては台所で見かけない名前のものが数多く書き出されています。
 たん白加水分解物、炭酸Ca、着色料、酸化防止剤、焼成Ca、乳化剤、増粘剤…。お見込みのとおり「食品添加物」と呼ばれる材料です。 熱湯3分であたかも、いま調理して出来上がったばかり.の雰囲気を漂わせるための黒子役です。添加物は体にとっては「異物」です。 できるだけ体内に取り込まない方がいいのです。だからといって使用しなければ「即席・なか食」にならないのです。 本来のたべものは時間をかけて調理し、時間をかけないですぐたべる、のが望ましいのです。
 【表2】はその「栄養表示」です。インスタント食品の栄養表示にはとくに気がかりなものが食塩と油の含有量です。
 日本では1日の塩分摂取量成人男性10ゲラム、女性8ゲラム以下を目標にしています。
 油についても1日あたり全熱量の20パーセントに。2500キロカロリー必要な人は油は55グラムとなります。
 このカップめんは内容量が71グラムと小ぶりですが、3分でめんがほぐれるよう、植物油脂を使って低い温度で揚げていますから、 どうしても油脂成分がたくさん残るのです。
 塩分も少な目のつもりが味の習慣に負けて多くなります。
 糖分も同様に冷たくても甘く感じるように工夫しています。
 【表3】は「タマゴ・ハムサンドイッチ」の「原材料名表示」の一例です。 マスタードマヨネーズ風ソースとは「マヨネーズ」では植物油・食酢または柑橘類の果汁・卵黄または全卵の、 3つのものはかならず使わなくてはいけません。はずれていれば「風」です。
 添加物がやはり多いです。コチニールはカイガラムシのなかま。乾燥し粉末にして使います。クチナシ、β一カロチンとともに天然着色料です。 亜硝酸Naはハムの黒ずみを防ぎ新鮮に見せる添加物。
 調理してすぐに食べれば、ほとんどの添加物は必要ありません。
 ファーストフードは「うまい・速い・安い」を追求している間は結果的にいつまでもジャンク・フードであります。
 最近は「これではいかん」と業界でも消費者側でも動きが出てきました。〔お手軽食事〕の危うさにやっと総合的な方向性が見えてきた、 そんな気がします。ビニールの切れ端や掃除道具のカケラがバーガーやドレッシングの中から出てくる、などというのは添加物、 異物どころか論外です。困ったものです。




■お知らせ■
□3月活動で団員にアンケートをとります□

 今後の少年団活動の参考とするため、現団員にアンケートをとるこにとしました。
 アンケートは3月活動時にとる予定です。また、集計結果を学会等に発表する際の資料として使わせていただく予定です。よろしくお願いします。



■お知らせ■
□保護者会のご案内□

 3月活動時に保護者会を開催します。ふるってご参加ください。
  日 時   3月15日(日) 10:00〜11:00(予定)
会 場 藤沢市立第一中学校 被服室(予定)
内 容 平成26年度活動報告、平成26年度会計報告、質疑、他



■お知らせ■
□来年度の活動計画について□

 現在運営委員会では来年度の活動計画を作成しています。 意思調査の際、たくさんの活動希望をお寄せいただきありがとうございました。参考にさせていただきます。 ただ、その際、少年団の活動方針(野外観察を中心に、観察・実験を行う)や過去の活動実績等も考慮しますので、 全ての希望を取り入れるわけにもいきません。あらかじめご了承ください。
 また、例年、年間予定を早く知らせて欲しいという要望がありますが、 各学校の学校行事や運営委員の異動状況等も考慮して決定しますので、入団式まで今しばらくお待ち下さい。
 なお、現在確定している予定は次の通りです。
  入団式   4月 5日(日)  
4月 雑草を食べる会 4月 19日(日) 荒天の場合は26日(日)に延期、以降中止
夏季宿泊活動 日光湯元温泉方面 8月 16日(日) 〜18日(火)2泊3日



■お知らせ■
□原稿募集□

 「かたつむり」では常時原稿を募集しています。 あまり肩肘張って構えるのではなく、日常に転がってている「何気ないもの」がいいです。 写真1枚でもいいのでそこにコメントをつけて送ってください。 FAXの際は鉛筆ですとかすれて読めない場合があります。ペンでなぞってから送ってください。
  送り先   石井幹夫宛
mail  fjnc_master@fjnc.sakura.ne.jp  /  bqv00023@jcom.home.ne.jp